私の感覚 精神科医療のあり方について
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34歳の私が日々考えていることをサックリと文章にしています☆
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  • 看護学校3年生からお気楽主婦になるまでの私生活のブログです。気ままに思ったことを綴っています。私自身、統合失調症を患っており、病気を抱えながら働くことの大変さを実感しています。2009年6月に第一子を、2015年5月に第2子を出産。今は2歳と小2の息子を囲んでの幸せで大変な生活を楽しんでいます。より多くの人が統合失調症を理解してくれることを願ってます。
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精神科医療のあり方について
一冊の本を読みました。その本の中でステキだな、と思った部分があったので、紹介したいと思います。

 精神科医がうつ病になった  ある精神科医のうつ病体験記  
       泉 基樹 著 (廣済堂出版)

・精神科で「治る」というのは「元に戻る」のではなく、「負担の少ない新しい生き方」を、主治医も家族も一緒になって探していくものだ

私は統合失調症になる前は、ひたすら頑張り続ける癖があり、疲れを自覚し、適度に休むということが出来ない不器用な人間でした。発病して薬を初めて飲んだ時、「休んでいいんだよ」と何か温かいものにふわっと包まれたような感じを覚えたのを記憶しています。私にとって統合失調症の発病は、神様が与えてくれた頑張りすぎないためのきっかけだったと思います。病気になって11年がたちました。その間、人並みに頑張れない自分が悔しくて情けなくて、何度も泣きました。でも細々ながらではありますが、精神科看護を続けることが出来、とても恵まれているなぁと思っています。

・~精神療法とはどんなものと考えたらいいのか、という問いに先輩医師は、
「それは患者さんを愛することだよ。精神科医は人間だからそれぞれ個性がある。指導医の先生たちの治療をよく見てみるといい。みんな、それぞれの個性を生かして患者さんを愛しているのがわかるはずだ。真似できそうなものと、絶対に真似できないものがあるのがわかるだろう。初めは自分に近いと緒も言う先生の真似をしてみるのもいい。少しずつ経験を重ねるうちに、自分にしかできない愛の表現ができるようになる。そうすれば患者さんはついてくるし、そのことによって癒やされる患者さんは多いと思う。医者の力なんて微力だが、少なくとも『川の流れは止めることはできないが、その流れを変えることはできる』。そう信じて俺はこの仕事をしている。

精神科看護をしていく上で、自分がとるべき言動に悩むことがあります。そんな時、先輩スタッフの言動を見て、(あぁ、こんな対応の仕方もあるんだな)と日々勉強になっています。川の流れを変えるきっかけを患者さんと共に考えていけたらいいなと思っていますが、深く話し合いをすることが中々できないのが、今の看護の問題点だと思っています。

・「僕は一年目の頃、指導医の先生に二つのことを教わったんです。一つ目は『治療とは患者さんを愛すること』。二つ目は『川の流れは止めることはできないが、その流れを変えることができる。それが精神療法だ』です。一年目、二年目は、それが驚くほどうまくいったんです。自分に合った考えだと思ったんですよ。でも少しずつ疲労がたまっていって、三年目にうつ病になってしまったんです。僕のどこに間違いがあったんでしょうか?」
(ベテラン看護師は次のように答える)
「一つ目は賛成です。しかし、二つ目はちょっとどうかなと思いますね。先生、この川を見てくださいよ。一人で流れを変えられるわけないでしょう。小さなドブなら話は別ですが。たとえ医者でも無理がありますね。強引ですよ。そりゃ、病気にもなります。僕だったらこう言いますね。『川の流れを、そっとそばで見守ってあげる精神療法もある』ってところですかね。川は、激しく流れることも枯れそうになることもあるでしょう。でも暖かい目で見つめながらどんな時でもずっとそばに居続けるんです。それで十分だと僕は思いますよ。川の流れるままにですよ」

患者さんに寄り添うこと。何かしてあげたい…という気持ちだけが空回りすることもある。しかし一緒の時間を共有し、どんな状況でもあたたかく見守ること、難しいことだけど、それが一番大切なことだと気付かされた。この部分では、何とか治療しなくちゃという医師の視点と、日々無事に生活することを支えていく看護師の視点が見事に表現されているなと感じた。

毎日無事に平穏な暮らしをすること、それを支えるのはもちろんな事であるが、患者さんの希望を引き出し、それを叶える工夫をしてあげたい。そう思うのは欲張りなことなのだろうか…。

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こんにちは
メールおくります!
【2009/06/01 16:32】 URL | puti #PJex5Efc [ 編集]


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